宮沢賢治は２６歳のときに妹トシを病で失い、深い悲しみの中サハリンへ思いついたように旅立ちます。その翌年に「銀河鉄道の夜」の執筆を開始。そして３７歳で若くして亡くなるまで、何年にも渡り推敲を重ねましたが、書き終えることはなく未完のままとなっています。

トシへの思いを著した作品という解釈が通説のようです。書き続けることで賢治の心の中にトシの居場所をずっと残しておきたかったのかもしれませんね。

細野晴臣の「銀河鉄道の夜」にはそれにつながる死の影を感じます。他のアーティストだと、ノスタルジックで桃源郷的な曲ばかり。

私が小さいころ、この曲はナウシカが歌っているのだと思っていました^^;

もともとナウシカのサントラは細野晴臣が担当だったみたいですね。細野のフルサントラを聴いてみたかった。

この間５歳の息子と風の谷のナウシカを観たとき、ラストの方でナウシカが子どもの王蟲を群れに戻すシーンで息子が涙を流しながら観ているのに気付きました。